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交通事故から蘇った不屈の世界チャンピオン


林壮一  | ノンフィクションライター 7/20(木) 0:01

交通事故から蘇った不屈の世界チャンピオン

                  ビニー・パジェンザ

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今回、スクリーンで"復活"したビニー・パジェンサ

1987年6月、グレグ・ホーゲンを判定で下してIBFライト級王座に就いたビニー・パジェンサ。通称パズ。
パズは、気の強い、喧嘩ファイターだった。彼は、王座獲得から8ヵ月後に組まれたホーゲンとのリターンマッチでベルトを失ってしまう。以後、1階上のジュニアウエルターで、WBC、WBO、WBAのタイトルに挑戦するが、全て敗北。もはや峠を越えたファイターと囁かれていた。
が、1991年10月1日、階級を更に2つ上げ、12回KO勝ちでWBAジュニアミドル級の世界チャンピオンとなる。まさしく<復活>を遂げたのだ。
パズが悲劇に見舞われたのは、王座に返り咲いた6週間後のことであった。交通事故で首を骨折。緊急手術後、頸椎を固定するため、「Halo」と呼ばれる金属製器具を装着せねばならなくなる。28歳のチャンピオンは、もはやリングに上がれないと思われた。
が、パズは諦めなかった。
まさかのカムバックから9連勝を飾り、パウンド・フォー・パウンド、ロイ・ジョーンズ・ジュニアに挑む……。
ロイ・ジョーンズにはノックアウトされるが、その闘魂は見る者を熱くさせた。
そんなパズの物語が、この程スクリーンに登場する。リングでしか生きられない不器用さと、それでいて真っ直ぐな姿が描かれている。現役時代のパズや当時のニュースもチラッと映るし、HBO解説者も声で出演している。また、八戸帝拳に所属した米兵で、日本&OPBF王者だったカーロス・エリオットの名も出てくる。
事実を伝えている部分もあるし、フィクション化したところもある。ストーリーはロイ・ジョーンズとのファイト前で終わっているが、見応え十分の力作だ。無論、ボクサーを競走馬のように扱うプロモーターの胡散臭さにも触れている。
日本でも明日、7/21(金)より、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開される(配給先ファントムフィルム)。ボクシングを知らない方も、パズの生き様に触れて頂きたい。
(C)BLEED FOR THIS, LLC 2016   『ビニー/信じる男』
エンドロール中に流れる、パズ本人の言葉は、間違いなく胸を打つ。

 
林壮一さんの記事です。
ビニー・パジェンザの伝記映画「ビニー/信じる男」が公開される。
自分は最近は全然映画もDVDも観なくなっちゃったんですが元々は映画ファンです(マニアというほどではないです)
で、かなり前にこの映画の企画があったのを何かの雑誌で読んだことがあるんですよ。
それにはパジェンザのインタビューが載ってて、当時のスターまぁ今でもスターですがブラッド・ピットジョニー・デップと面会した時、ほとんどのスターがパジェンザを見下したような態度をとったと怒ってました。...
唯一、まだ当時はスターだったクリスチャン・スレイターだけが礼儀正しくパジェンザに接してくれたと言ってました。
で、多分クリスチャン・スレイターで撮影するんだなぁ~っと思っていたら全然その映画の話は聞かくなった…
ハリウッドでは企画が持ち上がっても途中でつぶれる話なんてゴロゴロありますからパジェンザの映画もそうなったんだと思ってましたがいつのまにか作られてたんですなぁ~
映画観ないようになって最近の俳優を知らないんで主演も助演も知らない人なんですがなかなかの実力派俳優の様ですし製作総指揮にはスコセッシの名前も!
ちなみにパジェンザのインタビューでトレーナーのケヴィン・ルーニーの話が出てましたが今はアルツハイマーで施設にいると言ってました。
ルーニーはあのマイク・タイソンの全盛期の頃のトレーナーです。
確か、タイソンとの裁判で結構な額を勝ち取ってたはずなんですけどね…