らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

ヘビー級、混沌時代




ワイルダーがV3、ヒューリー乱入でリング騒然


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バークレイズ・センターで16日(日本時間17日)1万2688人の観衆を集めて行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチは、王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真右)が挑戦者6位アルツール・スピルカ(ポーランド)に9回2分24秒KO勝ち。1年前バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ)から奪った王座のV3に成功した。これでワイルダーは36勝35KOと依然無敗を維持している。

 序盤は2回に左フックを命中させるなどスピルカが優勢。ワイルダーも強打を返すが、まだリズムをつかめず断続的にジャブをコネクトするにとどまる。5回、両者はお互いに相手をロープへ送る場面をつくりヒートアップ。6回、ジャブから右クロスをヒットしたワイルダーは7回アタックを強化。タイミングが合い出したワイルダーにスピルカも手数で対抗し沸かせる。
 8ラウンド終了時点のスコアカードは78-74×2、77-75でワイルダーがリード。迎えた9回、挑戦者の左に合わせるように放った王者の右でスピルカは仰向けに大の字。ストップされたスピルカはドクターに診断された後、担架でリングを去った。
 ワンパンチKO勝ちのワイルダーのインタビュー中、WBA&WBO統一王者タイソン・ヒューリー(英=写真左)がリングイン。マイクを手に鼻先三寸で「いつ、どこでもこっちはオーケーだ!」と挑発。ワイルダーは「お前は見掛け倒しのボクサー。試練を与えてやる。そっちのバックグランド(英国)でやってもいい」などと返し、2人は激しく罵り合った。Photo/SUMIO YAMADA
 ワイルダーvsヒューリーは指名試合の絡みで実現までには時間がかかりそうだが、両者の対戦をあおるには十分な試合後の舌戦だった。ワイルダーの戦績は36勝35KO無敗。ポーランド人初の世界ヘビー級王者にはなれなかったスピルカは20勝15KO2敗。

 ワイルダーVSヒューリー実現すれば楽しみなカードです。

マーティン3回TKOで戴冠 IBFヘビー級王座決定戦

 
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ワイルダーvsスピルカ戦と同じニューヨーク・バークレイズ・センターで行われたもう一つのヘビー級戦、IBF世界ヘビー級王座決定戦は、ランキング3位チャールズ・マーティン(米=写真)が1位ヤケスラフ・グラズコフ(ウクライナ)に3回1分50秒TKO勝利。統一王者タイソン・ヒューリー(英)が剥奪されたベルトを継承した。

 サウスポーのマーティンが右ジャブを満遍なく突いてスタート。体格で勝るマーティンは距離を置いて時折、左ストレートにつなげる。3回に入り、マーティンの左ストレートでグラズコフは一瞬効いた様子を見せる。なおもチャージするとグラズコフはリングに横転。これはスリップだったが倒れた際にウクライナ人は右ヒザを負傷。起き上がったが痛みに耐え切れず主審の問いに首を横に振りストップされた。
 あっけない幕切れながらメジャータイトルの一つを獲得したマーティンは23勝21KO1分無敗。グラズコフは下馬評は有利と言われながら晴舞台で初黒星。戦績は21勝13KO1敗1分となった。

  ヒューリーが剥奪されたIBFの決定戦ですが、まぁこうやってまとまりかけてる王座をバラバラにするのは勘弁してほしい…


ヘイが初回KO勝ち、ヘビー級王座復帰に手応え

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3年半ぶりのリングとなった元WBA世界ヘビー級王者デビッド・ヘイ(英国=写真)が速攻で試合を決めた。16日(日本時間17日)ロンドンのO2アリーナにWBA10位マーク・デ・モリ(豪州)を迎えたヘイは初回2分11秒KO勝利を飾った。

左ジャブでスタートしたヘイは右ボディーを連発してデ・モリを圧倒。左フックからの連打でロープへ追い込んだヘイが右を強振するとデ・モリはたまらずキャンバスへ落下。レフェリーはカウント中に試合を止めた。ダメージが深いデ・モリはリングで約5分間にわたり介抱を受け、病院で検査を受けた。
 試合後ヘイは「これほどパンチングパワーを感じたことはなかった。このパンチに耐えられるヘビーウエートは地球上に存在しないだろう。この一戦は私が世界ヘビー級チャンピオンに返り咲ける証となった。次回はもっとタフで長身の相手と対戦したい。早くランキングを上がり、今年後半にはアンソニー・ジョシュア(英=ロンドン五輪金メダリスト。WBC2位)とやりたい」とコメント。
 ロンドン五輪金メダリストのプロスペクト、ジョシュアに加え、同じく統一王者タイソン・ヒューリー(英)とも対決を望んでいる。27勝25KO2敗。

 この男も復活。
 3年半ぶりのカンバックですか、そんなに休んでたとはちょっと驚きでしたが、盛り上げるのにはこういうキャラも必要ですな。


 クリチコに勝ったタイソン・ヒューリー、本人はアリ以上のカリスマになるとか言ってましたがまぁ無理な話でしょうがクリチコに勝ったのは評価されるでしょう。
 ビジュアルもキャラもベビーフェイスではないしボクシング自体もインパクトに欠けるんで世界のボクシングの中心に収まることはないでしょうが、悪役としてはこの混沌としたヘビー級には重要なキャラとなるでしょう。

 デオンタイ・ワイルダー、ビジュアルも良し、王者になるまでオールKO、そしてアメリカ人。
 こういう選手がクリチコを破ってた方がニューヒーロー誕生を感じさせて良かったんですが、オールKOというのが作られてる感があったし肝心の戴冠試合で判定と期待を裏切られました…
 判定勝ちでもこれからを期待できる試合だったようですが正直、今のボクシング界にはヒーローがいないんでアリ、タイソン級の怪物かヒーローが欲しいんでマニアの中で評価される程度の選手という印象になりました…
 
 デビッド・ヘイ、この選手もビジュアルも良いしパンチもある、しゃべりもいけるとスター性は抜群なんですが、クリチコにビビッて判定負けして期待を裏切って一時期引退、今回の復活でどれだけ活躍できるか?
 一人のヒーローを中心に面白いキャラを持った実力者がしのぎを削るというのが一番その階級を盛り上げるパターンなんですが突出したスターがいないのでボクシングファンの間でしか盛り上がらないような気がしますが、面白くなってきたのは確か。
 本音はヘビー級でアリ、タイソン級のインパクトのあるボクサーが出て来てボクシングブーム再来っていうのが理想なんですが…