本日、WBAフライ級タイトルマッチ井岡一翔VSロベルト・ドミンゴ・ソーサ
井岡一翔、KO防衛を宣言
世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のダブルタイトルマッチ(27日、エディオンアリーナ大阪)の計量が26日、大阪市内のホテルであった。WBAフライ級王者の井岡一翔(井岡)はリミットの50.8キロ、同級10位のロベルト・ドミンゴ・ソーサ(アルゼンチン)は50.3キロでパス。IBFミニマム級王者の高山勝成(仲里)はリミットより200グラム軽い47.4キロ、同級10位の原隆二(大橋)は47.6キロだった。
記者会見で井岡は「しっかりした内容でKOしたい。一回からペースを奪いたい」とKO防衛を宣言し、ソーサは「十分にトレーニングを積んできた。自信がなければここにいない」と抱負を語った。高山は「初めて世界王者になったのは10年前。10年間培ってきたキャリアと気持ちをぶつけたい」と意気込み、世界初挑戦の原は「やってきた練習を信じ、それを出すだけ」と誓った。【来住哲司】
ということで両者の戦績を。
井岡一翔(井岡)
戦績 18戦 17勝(10KO) 1敗
中学生の頃より、父にツダジムで指導され、高校は興国高校に進学,高校6冠に輝く。
デビュー戦はタイ国王者と6回戦で対戦、3ラウンドTKOに。
2戦目は日本ランカー松本博志と8回戦を行い、2ラウンドに切って落とし日本ランク入り。
3戦目に世界ランカー、國重隆を10ラウンド判定で下し世界ランクを手に入れる。
4戦目にインドネシア人の東洋ランカーと対戦、自身初のダウンを奪われるも判定勝ち。
6戦目に同僚宮崎亮が返上した日本王座の決定戦に出場、瀬川正義を10ラウンドに倒し日本おうざを手に。
この王座はすぐに返上し7戦目と言う当時日本人最短記録となる世界王座奪取記録をかけてタイのオーレイドン・シスサマーチャイに挑戦、5ラウンドボディでKOし日本人最短記録を樹立(現在は井上尚弥、田中恒成に抜かれた)。
初防衛戦はファン・エルナンデス(メキシコ)に判定勝ち。
二度目の防衛戦はヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)を初回TKO。
この試合を6ラウンドTKOで終わらせ二階級制覇。
初防衛戦はウィサヌ・ゴーキャットジムを9ラウンドKO。
二度目の防衛戦はクワンタイ・シッモーセン(タイ)を7ラウンドKO。
三度目の防衛戦はフィリックス・アルバラード(ニカラグア)に判定勝ち。
叔父の成し遂げれなかった世界三階級制覇を成し遂げるためにIBFフライ級王者、アムナット・ルエンロエンに挑戦するも判定負けで初黒星を喫する。
すぐにパブロ・カリージョを判定に下し、再起。
ジャン・ペエロ・ペレスを5ラウンドKOし、完全復活。
WBAフライ級レギュラー王者、ファン・カルロス・レベコに挑戦、これを2-1の判定で破り念願の三階級制覇を達成した。
今回がフライ級での初防衛戦。