らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

パッキャオVSクリス・アルジェリ

 
 パッキャオ、アルギエリの試合なんで前に書いた二人についての記事を張り付けておきます。
 
 
 
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                                                  クリス・アルギエリ(米) 
                    現WBOスーパーライト級王者
                   戦績 20戦 20勝(8KO) 無敗
 子供のころから空手、拳法などに親しみ、キックボクサーとしてデビュー、でレスリングなどもしていた格闘家。
 キックではISKA,WKAという世界王者のベルトを巻き、無敗。
 まぁ正直、オイラキックの事は詳しいことはわかりませんが、キックの世界王者を認定してる団体はめちゃくちゃいっぱいあってこれが一番権威のなる団体のベルトだって言う芯の様なモノがない。
 あえて言うならタイのムエタイの殿堂、ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムの王者なんでしょうが、ムエタイとキックは別物でレベルも全然違うので比べてもしょうがないでしょうし…
 で、そんな権威のないキック界からボクシングに転向してきたわけですが、世界王者になってるんやからすごいですなぁ。
 
 デビューは4回戦で3ラウンドTKO。
 そこから無敗で勝ちあがっていくわけですが、最近の世界王者には珍しく一度も地方タイトル、ナショナルタイトル、マイナータイトルの類を一度も獲得どころか挑戦もしてないのだ。
 最近のプロモーターに可愛がられているようなホープのパターンとして多いのは地域タイトルとかユースタイトル、それも決定戦とか暫定に挑戦とか暫定の決定戦とかが異常に多い。
 だからなんらかのベルト所持者、あるいは複数のベルトコレクターにもかかわらず王者と言われるボクサーと対戦していないのだ…
 そうやって甘やかされて無敗のまま世界王者に挑戦、もしくはそんな時にも決定戦であったり暫定戦でなったりもするわけなのだ…
 そりゃぁそんなボクサーばっかりやとボクシングのレベルも衰退していっても仕方ないでしょう。
 マニアの人と話しててもやっぱり今のスターは小粒と嘆く…
 こないだのカネロVSララの試合でもカネロのようにこれからのボクシング界を背負っていくべきスターがララ程度のアウトボクサーを捕まえることが出来なかったことがそれを表している。
 80年代の中心的スター、レナードならあの程度の相手は捕まえてノックアウトすると思う。
 90年代から22年代に又をかけて活躍したスターデラ・ホーヤはオイラの見解ではボクサーとしてはレナードよりも劣ると思ってるんやけどそれでも倒すか、ダウン奪って完全な優劣をアピールできてたはずじゃないかと思う。
 まぁこれはすべてオイラの想像でしかないので否定されてもかまわんけどスターの輝きと言う点でレナード、デラにカネロは追いつくことは出来ないと思うのは賛成多数だと自負してる。
 
 話がずいぶんアルギエリから離れてしまいましたが、世界王者とはいえパッキャオと試合するレベルの選手じゃない気がします…
 ただ、ボクシングは何が起こるかわからない部分も多分に含んでる。
 大したことがないと思われてたやつがスターに勝つ可能性だってあるわけですが、アルギエリが買って喜ぶのは彼の身内だけでしょう(笑)
 正直日本のホープがフィリピンやタイの噛ませ犬と試合するぐらいのマッチメイクにうつると言ったら言い過ぎかな?
 パッキャオも後何試合もできるわけではないんでビグマッチバンバンやってほしいんやけどなぁ~~
 
 
 
 
 
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                           マニー”パックマン”パッキャオ
                           63戦 56勝(38KO)5敗 2分
 
 最初の戴冠はWBCフライ級王者。
 滑落後、階級を3階級アップしてスーパーバンタム級に転向IBFスーパーバンタム級王者に。
 元バンタム級王者、エリセール・フリオなどを倒し一躍人気者に。
 当時、フェザー級最強と言われていたマルコ・アントニオ・バレラノンタイトルで対決、大番狂わせでKO勝利し大ブレイク!
 IBFフェザー級王者、ファン・マヌエル・マルケスと対戦するも初回に3回のダウンを奪うも追い上げられドローに…
 この後、Sフェザ-級にあげ、エリック・モラレス(元WBC,Sバンタム、フェザー、Sフェザー級王者)に判定負けを喫するが再戦、再再戦で勝利、バレラとの再戦、オスカー・ラリオス(元WBC、Sバンタム王者)など立て続けにメキシカンを破りメキシカンキラーの異名をとる。
 バレラの勝利してWBC、Sフェザー級王者になっていたマルケスと再戦、これに判定勝利しWBC,Sフェザー級王者になりフライ、Sバンタム、と合わせ3階級制覇。
 次戦でWBC,ライト級王者デビッド・ディアスに挑戦、)ラウンドKOで4階級制覇。
 元6階級制覇のスーパースター、オスカー・デラ・ホーヤと対戦、大、第番狂わせで勝利し世界的に大ブレイク!!!
 当時、Sライト級で、最強と目されていたリッキー・ハットンとマイナータイトルをかけ対戦、これを2ラウンドで片づける。(マイナータイトルなんで階級制覇にはカウントされてない)
 プエルトリコの英雄、当時2階級制覇のスーパースターミゲール・コットの持つWBOウェルター級王座に挑戦、12ラウンドTKOで5階級制覇!
 そのコットに勝ってブレイクしたSウェルター級王者アントニオ・マルガリートの持つ、WBC,Sウェルター級王座に挑戦、これをぼこぼこにし(レフェリーにストップをパッキャオが目で合図を送るほど)判定勝ちし、6階級制覇。(Sウェルターはそく返上)
 元3階級制覇王者のシェーン・モズリーをこれまたボコボコにしてWBOウェルター級王座を防衛。
 ファン・マヌエル・マルケスとの3度目の対決でまたもや微妙な判定で王座を守る。
 WBO,Sライト級王者ティモシー・ブラッドリーにインチチ判定で敗れ王座滑落(この判定は問題になりWBOの議会でブラッドリーは負けていたとの公式声明が出されたが覆らなかった。
 復帰戦でマルイケスとの4回目の対決。
 この試合で倒し、倒されの試合を展開するが倒しに行ったパッキャオがマルケスのカウンターを浴び昏倒、KO負けを喫する…
 ブランドン・リオスと再起戦を行いこれを判定に下し再起を飾った。
 くさい判定で負けたティモシー・ブラッドリーと再戦、判定勝ちでWBOウェルター級王者に返り咲く。