袴田さん「冤罪は問題」　名古屋で講演

静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん（７８）が１９日、名古屋市内で講演し「冤罪（えんざい）は問題だ」と訴えた。弁護団によると、９月に心臓のカテーテル手術を受けて退院してから、公の場で話すのは２度目。
　姉秀子さん（８１）と弁護団のメンバーに挟まれ登壇。拘置所での長い生活の影響で不明確な発言もあったが、立ったまま約１０分間マイクを握り「認めてしまうとひっくり返せない」と今の日本で冤罪が生まれる危険性を指摘した。自ら冤罪という言葉を発したのは釈放後初めてという。
　講演後は「言いたいことが言えた。健康に戻った」と話した。秀子さんは「最近は散歩や買い物にも一緒に行く」と明かした。
　袴田さんは１９６６年に清水市（現静岡市 清水区）で起きた強盗殺人事件で死刑が確定したが、静岡地裁がことし３月に再審開始を決定。検察側が即時抗告し、東京高裁で審理が続いている。

正直、正しいからこの場は仮に認めて後で大逆転なんて甘い考えなんでしょうなぁ。

　まぁ袴田さんは認めたというよりも騙されて署名したみたいですが、取調べしてる警官なんて本当にめちゃくちゃ、容疑者に認めさせるというのが目的で真本人が誰か、ばっされるべき人間が罰せられなければという意識よりも自分の目の前の仕事を全うするためだけに動いてる。

　で、いったん認めるともう終り・・・

　本当に怖いです。