ミゲール・コット
明日、セルヒオ・マルチネスに挑戦してプエルトリカン初の4階級制覇を目指すコットの紹介です。
ミゲール・コット(プエルトリコ)
戦績 42戦 38勝(31KO)4敗
アマ時代はオリンピックに出場したが1回戦敗退と目立った活躍は出来なかった。
プロに転向後は白星を積み重ね、14戦目に元WBCライト級王者で坂本博之の挑戦を受けたこともあるセサール・バサンと対戦し11ラウンドTKOで勝利。
この試合でWBCインターナショナルSライト級王座を獲得。(決定戦)
16戦目にはNABO北米タイトル決定戦とともにインターナショナルの防衛戦も合わせて試合をし2ラウンドTKOで勝利。
インターナショナル王座の防衛戦で後のWBA王者となるカルロス・マウサを8ラウンドに倒す。
このタイトルをランドルー・ベイリー(6R,TKO)、デマーカス・コーリー(5R,TKO)、モハメド・アブドゥラエフ(9R,TKO)、リカルド・トーレス(7R,KO)、ジャンルーカ・ブロンコ(8R,TKO)、ポール・マリナージ(判定)と6度防衛し返上。
このタイトルはオクタイ・ウルカル(11R,TKO)、ザブ・ジュダー(11R,TKO)、シェーン・モズリー(判定)、アルフォンソ・ゴメス(5R終了TKO)と4度の防衛をこなす。
初防衛戦は元IBFウェルター級王者、ジョシュア・クロッティ。
クロッティを何とか2-1の判定で下した後、デラ・ホーヤ、リッキー・ハットンと階級の壁を越えて強豪を打ちのめしたパッキャオの挑戦を受けることに。
この試合はパッキャオのスピードとパワーに圧倒され12ラウンドTKOで王座滑落、試合終盤はなにもできずに逃げるしかないほどの惨敗だった…
しかし再起戦でいきなりWBA、スーパーウェルター級王座決定戦でユーリ・フォアマンと対戦、9ラウンドTKOで勝利し3階級制覇を達成。
この王座はなぜか後にスーパー王座に格上げされる。
2度目の防衛を屈辱の初黒星をなすりつけたアントニオ・マルガリート と対戦、10ラウンドTKOで破り雪辱とともに2度目の防衛。
フロイド・メイウェザーと対戦、判定負けを喫し王座滑落・・・
WBA,スーパーウェルター級王者オースティン・トラウトに挑戦、判定で敗れまさかの連敗を喫す…
ドミニカ人、デルビン・ロドリゲスを3ラウンドTKOで下し再起に成功。
正直、スターなんで統括団体に優遇されてる部分はあると思います。
しかし試合はエキサイティングでスリリング。
負けるときは端正な顔を思いっきり無様に腫らしてたり、パッキャオから逃げ惑ったりと弱さを臆面もなくさらしてしまうので絶対的な強者のイメージがどうもわかない…
後、ミドルにはかなり小さいという印象もあるんで今回の挑戦は厳しそう…
ただ、マルチネスも年齢は行ってるし膝も悪く復帰戦なのでチャンスはありそう。
こういうシーンもありえまっせぇ~~~!