袴田さん勾留を批判　アムネスティ拷問禁止条約３０年

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは十三日、拷問禁止条約の採択から約三十年が経過したにもかかわらず、締約した百五十五カ国のうち、日本を含め過半数の七十九カ国が依然、拷問や拘束者に対する不当な処遇を続けているとする調査結果を発表した。
　同日公表された報告書は日本について、三月の静岡地裁の再審開始決定で約四十八年ぶりに釈放された袴田巌さん（７８）の事件に言及。「死刑囚を残酷な形で何十年間も隔離している」と批判した。長期間にわたる起訴前勾留も問題視。袴田事件で自白の強要を招いたほか、拷問などをもたらす要因になっているとした。

　中国が昨年、裁判なしで身柄を拘束できる「労働教育」制度の廃止を表明したことに対しては「見せ掛けだ」と指摘。「従来と同様、残忍な条件下での拘束が続いている」と強調した。

　フィリピンやメキシコ、ナイジェリアなども拷問実施国の悪例として挙げた。

　条約に加わっていない北朝鮮については、子供を含む数十万人が「極度に残酷な条件下」で拘束され、「世界で最もひどい類いの拷問」が行われていると推定した。

　拷問と言うのは何もどついたり蹴飛ばしたり、水ぶっかけたりするだけではない。

　まぁ袴田さんは取り調べの時にそういうひどい目にあってたとは思うけどそれよりもひどいのが死刑宣告を受けた後も長い間閉じ込められ続けていた。

　袴田さんのお姉さんや支援者の人がいなければ今頃どうなっていたのか？

　裁判所としては一度出した判決をやり直すのは色々面倒だしプライドの問題とかあるのかもしれんけどもっと再審の許可を出しやすいようにした方がえぇんと違うかな？

　まぁそうしたら本当に悪いことしてる奴とかが再審請求して来てばっかしになるんやろうか？

　その辺りは良くわからないですが、もっとどうにかならなかったのかと思います。