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元WBA二階級制覇王者、アントニオ・セルメニョ、誘拐され射殺…

 
 

元世界王者・セルメニョ氏、誘拐され射殺される

 
 プロボクシング元WBA世界スーパーバンタム、フェザー級王者のアントニオ・セルメニョ氏が母国のベネズエラで24日夜に親族とともに誘拐され、遺体で発見された。地元警察が25日に発表した。44歳だった。現地報道では、カラカス近郊の高速道路の路肩で射殺体で見つかった。親族は脱出し、無事だった。

 同氏は95年5月にスーパーバンタム級王座を、98年10月にフェザー級王座を奪取した。戦績は45勝(31KO)7敗。1996年12月と97年7月の2度、葛西裕一氏(44)=現帝拳ジムトレーナー=の挑戦を受け、ともに王座を防衛した。葛西氏はこの日、所用のため都内の同ジムには不在だった。

 

 又、元世界王者が事件に巻き込まれて亡くなったようですな…
 アントニオ・セルメニョは現帝拳のトレーナー、葛西裕一さんが現役時代に挑戦した世界王者で日本でもなじみのある世界王者。
 南米の治安の悪さはどんどんひどくなってるような気がしますがどうなんでしょうか?
 
 ではアントニオ・セルメニョさんの冥福を祈るとともにボクサーとしての栄光の軌跡を紹介。
 
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 元WBAスーパーバンタム、フェザー級の二階級制覇王者。
 戦績 52戦 45勝(30KO) 7敗
 
 デビューより18連勝の快進撃でWBAラテン・ジュニア・フェザー級王者決定戦に出場しこれに勝利初タイトルを獲得。
 しかし19戦目に当時OPBEF王者だった崔在元と対戦、判定を落とす。(崔はのちにウィルフレド・バスケスに挑戦し2ラウンドKO負け)
 そこから気を取り直し23戦目にウィルフレド・バスケスの持つWBAスーパーバンタム級王座に挑戦し判定勝ち、世界王者に!
 このタイトルはヘスス・サルード(判定)、ヨベル・オルテガ、(判定)、エディ・サントス(5R,KO),葛西裕一(判定)、アルベル・チャコン(判定)、葛西裕一Ⅱ(12R,TKO)、ホセ・ロハス(判定)と7度の防衛を記録。
 2試合ノンタイトル戦を挟んだ後、二階級制覇をかけてフレディ・ノーウッドと王座決定戦をするも判定負けで二階級制覇に失敗…
 2試合、ノンタイトル戦を挟み、ノーウッドのはく奪されたWBAフェザー級タイトルをヘナロ・リオスとの決定戦を4ラウンドで終わらせ獲得、二階級制覇を達成。
 エディ・サントスを2ラウンドに葬り初防衛を果たす。
 しかし2度目の防衛戦は天敵ノーウッド・・・
 またしても判定負けを喫し王座滑落。
 しかしノーウッドがファン・マヌエル・マルケス越本隆志、パブロ・チャコンと防衛戦をこなしてるのに暫定王座が設けられる。(越本との試合体重超過で王座はく奪されてなかったけ?)←それは松本好二戦
 暫定王座決定戦は一度勝ったことのあるヨベル・オルテガ(のちに石井広三と対戦)。
 この暫定王座決定戦に判定勝利しWBA暫定フェザー級王者になるがなぜか防衛戦は行わずにノンタイトル戦を二回して王座をはく奪されてますな。(承認料を渋ってはく奪?)
 43戦目にWBAフェデ・ボルフェザー級王座決定戦に出場、判定負けするが、44戦目にWBAラテンSフェザー級王座決定戦に出場し獲得。
 46戦目には判定負けをきっするも47戦目にはWBAフェデ・ボルSフェザー級王座決定戦に出場し獲得。
 コンスタンスに試合をこなすがやる気はもう内容で、51戦目に沖縄ワールドの中真光石に判定負け、2006年9月にサントス・ベナビデスに5ラウンドTKO終了が最後のリングとなった…