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ボクシングの事書いてます

スポーツ伝説シリーズ11 きらめきのルーキー

 
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 ベースボールマガジン社から出ていたムック、スポーツ伝説シリーズの11巻、きらめきのルーキーを紹介。
 もちろん、ボクシング関連だけです、悪しからずご了承ください…
 
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  PART5 ゴールデンルーキーズ 栄光へとつながる華々しき序章 から宮崎正博が書いた
                 辰吉丈一郎 19歳できらめかせた”天才の一撃” 
 
 辰吉がウィラポン第二戦を観戦後の居酒屋から話が始まる。
 この時点では辰吉は完全に引退するものとみんな思っていたから(オイラもウィラポンに又倒されるだろうとの予想はしていたが最後の試合だろうと思い大阪ドームまで観に行った)悲しみにくれた酒席となっている…
 そんな時に辰吉との初めての出会いを思い出す筆者。
 スターというものは作られるものではないはじめから”ある”ものだという話をオードリ・ヘップバーンのデビュー当時の逸話と重ね合わせる…
 現在、スターは作られるものに成り下がった…
 しかし辰吉の登場は紛れもない本物のスターの登場であった。
 そしてスターはカリスマとして昇華したのだ。
 現在、カリスマという言葉をマスコミは軽々しく使うが真にカリスマという言葉を理解している大人はニセモノには心躍らせられないのだ。
 カリスマという言葉絶対に散髪屋や顔が良いだけのタレントに冠される言葉ではない!
 
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  PART5 ゴールデンルーキーズ 栄光へとつながる華々しき序章 からもう一人のボクサー、シュガー・レイ・レナード
 モントリオールオリンピックの金メダリストからプロデビュー、女、子供受けするビジュアル、そして疑うことなき天性の才能、レナードはスターになるために生まれたような存在だった。
 
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  PART5 ゴールデンルーキーズ 栄光へとつながる華々しき序章 からもう一人日本人ボクサー、名護明彦
 これが書かれたのは戸高への挑戦前。
 松倉を戦慄のKOで破ってボクシング界から期待を一身に集めていた当時ですな。
 しかし戸高、徳山に手数の少ない待ちのボクシングで世界戦連敗…
 過剰な期待は裏切られた…
 そういうオイラもタイで観た松倉との試合のビデオで猛烈に期待したうちの一人でしたが…
 
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  PART6 突然のきらめき 世界を震撼させた助走なき絶頂 からはマイク・タイソン
 史上最年少で世界ヘビー王者になった天才少年タイソンは最初は不良からの更生しカス・ダマトの関係などを語られる美談の持ち主として語れていた。
 バックボーンはいざ知らず、当時のヘビー級シーンでは本当に衝撃的な存在であった。
 現在の大型化したヘビー級に小柄なタイソンが通用したかどうかは結局タイソンのブランクややる気のなさで証明されることはなかったが衝撃度ではレノックス・ルイスやクリチコ兄弟では足元にも及ばないというのは異論はないでしょう。
 
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  PART6 突然のきらめき 世界を震撼させた助走なき絶頂 から日本人ボクサーは西城正三
 無名の選手がアメリカでノンタイトルとはいえ世界王者に勝つというのは本当に驚きがあったと思う。
 そしてタイトルを賭けた再戦でも勝利!海外奪取第一号となるのだった!
 それだけではなくビジュアルの良さとスタイリッシュさで人気爆発、一躍人気者に!
 
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        PART7
       遅れてきたルーキーたち 回り道の向こうに待っていたゴール
 
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  輪島は世界王者になるのが遅かったんじゃなくボクシングを始めるのが遅かった。
 現在、キッズボクシングが流行っていて少しでも早くボクシングを始めた方が有利という風に思われがちだが、決してそういうものではないという象徴がこの人でしょうな。
 25歳でボクシング始めて28歳で世界王者になったんですが今からすると別段遅くないですな、ただずぶの素人から3年ちょいで世界王者になるのは本当にすごいですな。
 
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 EPILOGUE ”きらめきの瞬間”を求めてー。
 ハングリーという言葉が死語になるつつある現代においてハングリースポーツと言われるボクシングを始める若者が後を絶たない。
 その若者たちが思い描く”きらめきの瞬間”とは?
 
 ちなみにオイラはボクシングするにあたってきらめきの瞬間的なモノを具体的に思い描いてたわけではありません。
 ただ単にあしたのジョーの居た世界に自分を置いてみたかったオタク的心理です(笑)