疑惑の判定を考える
こういう判定がでると正直、負けてた方の選手(この場合はメキシカンの2人)に近い人間の裏工作とかすぐ考えてまうよな。
4回戦の試合でも興行主の選手が不利な試合したのに勝ったり、地方から来た選手が勝ってるような試合を負けにされるなんてことは当たり前のようにある。
後、有力ジムにいると優遇されるという雰囲気はある。
オイラはグリーンツダジムという当時かなり勢いを持ったジムだったので判定まで行った時にドローになって新人王トーナメントだったんで勝者扱いになった。
実際、オイラがちょこちょこ話をするレフェリーは俺の負けと判定したっていうてた。
まぁこの試合は正直観方がわかれる試合でオイラが奪ったダウンはゴング後という判定になりダウンのカウントは取られなかったんやけど、見てた人はダウン取るべきだと言ってくれてた。
まぁオイラの話は別にどうでもいいけど、オイラの知り合いがおみっきり負けてる試合を勝ちにされてたりしたのは見た事はある。
当時はそういうのを揶揄して”ツダマジック”なんて陰口が聞かれたものである。
実際そういうのはあるのはあるんでしょうな。
ただ、オイラは日本では地元でしか試合をしたことがないので地方の地元判定とかに泣かされたことはない。
で、海外で5試合やってるけど判定で終わったのは2試合。
後はKO勝ちかKO負け…
一つの判定はメキシコでの判定勝ち。
この試合は試合が終わって判定が出る前から元世界王者のメチョルコブ・カストロが肩車の用意をしていたぐらいだからオイラが優勢に進めたんでしょうな~
でも、外国人なら優勢に試合進めても負けにされる事はあり得るんでメキシコは公正なのか、オイラが有力ジム、ロマンサジムの所属だったからなのか正しい判定が下された模様。
もう一つの判定はタイでのWBFタイトルマッチ。
この試合、レフェリーも公正でした。
戦ってる時にスリップして倒れたんやけどちょっとパンチが当たってた(あくまでも当たってただけでダメージでのダウンでないのは明らか)けどちゃんとスリップを取ってくれた。
まぁ試合の判定は3ラウンドにバッティングでオイラの額が切れて大出血、規定によりドローとなったので地元判定とかの入り込む余地もなかったしちゃんとつけててもポイントは全部向こうにいってるのは明らかでしたが…
だから、オイラ疑惑の判定で負けにされたという経験はありません…
まぁオイラの基本的考えで倒してナンボって考えがあるんで倒せなかった時点で負けにされてもいいやって考えだったんでそれほど悔しい思いはしなかったとは思いますが。
オイラのように上を目指してない自己満足だけでボクシングやってるようなボクサーならそれで済むけどタイトルかかってたらやっぱり悔しいし納得なんてできるわけないでしょうが。
で、マルケスVSブラッドリー、メイVSカネロの話に戻るんですが、メイVSカネロの時にカネロびいきのジャッジが命を懸けて戦ってる二人を冒涜してると感じて正直本当にむかついた。
そして見ていた友達はマルケスの勝ちを推していた。
その時はやっぱり疑惑かって思ったけど、いろいろな情報を見るうちにマルケスの完敗だったという事がわかってきた。
では、その友達がボクシング観戦の素人かっていえばそんなことはない彼はボクシング観戦30年のベテランウォッチャーである。
彼の心情は攻めない、逃げる奴にポイントをやるなである。
で、後日試合を観ましたがマルケスファンのオイラでもやっぱり完敗と思いました。
その友達はWOWOWの解説が一方に偏り過ぎてると言ってたけどオイラはそれほどそういうのは感じなかったんやけどまぁちょっとは影響されてるかもしれませんあぁ。
で、解説のジョー小泉が言ってた言葉が気になった。
ジョーさんは”ジャッジそれぞれに哲学がある”という事を言ってた。
その時にオイラの友達の判定、マルケス、カネロにポイントを多く振ったジャッジの判定が重なった。
なんでもかんでも疑惑の目でみるもんじゃない、ジャッジそれぞれの哲学があるから割れるのだと。
でも、じゃぁそれで済むのかと言えばそういうわけでもない…
やっぱり、ジャッジというのは基準を統一していかなければいけないと思う。
ただ、今の判定基準はお触りパンチにポイントを振り過ぎてボクシング本来の”相手を倒す”という目的から遠のいているというのが現実やと思う。
メイウェザーは確かに天才で現在NO1どころか歴代トップ3とかに入れても良いアスリートかもしれんけど、ボクサーは常にウォリアーであってほしいし、そうあるべきだと思う。
まぁ、このあたりの考えはそのうちに書いてみたいことなんで、今回はこれぐらいで…
注
亀田長男の防衛戦での判定がおかしかったとのことですがオイラ興味ないし見てないんで何とも言えませ ん。
そのことに対しては正直コメントされても答えられないのでよろしくお願いします。