らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

サムライ学

 
イメージ 1
 
 昨日、大和心のことを紹介した時にちょっと名前が出たので藤岡弘、の本を紹介します!
 藤岡弘、の「、」は未完を意味してる、俺はまだまだという謙虚な気持ちとまだまだこれからという力強さを表してるのだ。
 
 藤岡弘、は言わずと知れた仮面ライダー1号、本郷猛役で有名になった俳優やけど、武芸の達人というのはそこそこ有名ですな。
 この人の場合俳優がアクションのために武道や格闘技を習うのとはレベル的に全然違うのだ。
 藤岡弘、のお父さんは武道の達人だったらしく子供のころから英才教育で技や精神を鍛えあげられていたのだ。
 ただ、武道と言っても普通の街の道場で教えるスポーツ化した柔道や空手ではなく本当に相手を殺すために使う武士の時代から伝わる必殺術である。
 本来、武道とはそういうものである。
 大東亜戦争に敗れ、アメリカ軍のGHQに武道を禁止されそれを廃らせないために武道はスポーツですとGHQを騙す目的で言い張ったのがいつの間にか本当にそうなってしまっただけで本来、剣道は刀で相手を殺す技、柔道だって柔術と言われていた時代は投げ技だけでなく殴る、蹴るも有りの総合格闘技だったのだ。
 そういう本来の武道を叩き込まれた藤岡弘、は本物の侍と言っても良いでしょう。
 しかし世界に向けての日本のアピールとしてサムライって言葉がよく使われるが本来侍とは武家の子孫だけが受け継ぐものであって商人や農民の子孫には関係ない。
 それを大東亜戦争時に軍部が大日本帝国民=侍的な教育をしたから日本人全員に侍魂があるような錯覚が浸透してるけどそういうものではないでしょう。
 でも、今の時代血筋がどうとかもう完全に混ざり合ってるやろうから本当の武家だけの血筋も少ないと思うんで、侍になれるかどうかは血筋というよりも己の生きざまによってだと思う。
 ちなみにオイラの父方は武士、母方は漁師だったと聞いてるけどオイラにはそんな侍魂はないです(苦笑)
 でも海外の試合の時は日の丸ハチマキと新選組のハッピ来てリングに上がってサムライアピールしときましたが(笑)
 ラジャダムナンスタジアムの試合には決められたガウンを着なくちゃいけなかったんでそういう事出来んかったけど。
 
 では本の内容を。
 
 まずは生い立ちから、四国の松山で生まれ育った藤岡弘、は父親に鍛えあげられて厳しい少年時代を過ごしたらしい。
 そして父親ははっきりとはわからないのだが、国の諜報的な仕事をしていたらしく藤岡が少年時代に失踪、母親の細腕で育てられ貧しい思いをしたらしい…
 しかしぐれもせず、高校を卒業して地元の会社に就職したが、会社の駒になって働く毎日に希望を見いだせず俳優になることを夢見て家出同然で東京に旅立つのだった…
 東京に行ってからも忙しく仕事に追われながらも松竹ニューフェイスという松竹映画のスター候補生に運よく受かる。
 しかしそれでもなかなか上手くいかず、結局松竹を辞めることに…
 だが、それが好転を招くのだった!
 新番組のオーディションを受けに行くことを勧められ合格!
 そう、それが藤岡を一躍有名にさせた伝説の番組「仮面ライダー」の主役、本郷猛役だったのだ!
 しかし今でこそ仮面ライダーは人気番組で予算もたくさん使える様な現場やろうけど当時はまだ変身ブームの前(ていうか仮面ライダーが変身ブームを巻き起こした)。
 今では考えられないが主演俳優がキグルミの中に入って仮面ライダーも演じていたのだ。
 そして人気も徐々に上がって来た時に事故が起こる!
 藤岡が運転していたバイクがスピンを起こし藤岡は投げ出され瀕死の重傷を負うことに…
 番組としてはこの事故は後から見ると災い転じて福となすという感じで、藤岡の一号ライダーの代わりに佐々木剛が一文字隼人の2号ライダーを演じ、番組の人気に火が付き変身ブームが起こるのだった。
 そして、藤岡が退院後、本郷猛はまた主役を張るのだった。
 
 藤岡は俳優活動のかたわら国際ボランティア活動なども行っていて、
海外の恵まれない地域、紛争地帯を駆け回っている。
 そこでも幼少のころから鍛えた武道の技が役に立ってる様で海外で試し切りなどの演武も行っているそう。
 
 藤岡弘、は武士道精神は世界を救うという考えで色々と構想をもっている。
 武士道は日本人の心の根っこに位置するモノで自己犠牲の精神であると考える藤岡は世界的にこの考えを広めて世界を救いたいと思っているのだ。
 
 藤岡弘、に興味がある人なら面白いほんですわぁ~~