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ボクシングの事書いてます

覇拳伝 ジャナドウ

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 今回は、田中誠一 原作、桑沢アツオ 画  「覇拳伝 ジャナドウ」の紹介を。

 広中耕太はスポーツライター

 5年ぶりにボクシングの試合の取材に帝闘ジムに顔を出すとそこにはチャラチャラとした今度の世界タ

イトル戦を行なう選手、加納治郎がいた。

 5年間のうちにボクサーがタレントのようになっていて幻滅する広中・・・

 しかしそこに異様な迫力でモクモクとサンドバッグ打ち続けるボクサーが。

 彼の名は謝名堂強。

 パンチが強すぎてこの2年間に4度の拳の骨折を繰り返しジムの会長からは完全に見放されてる。

 取材陣が帰った後も謝名堂の練習を見ていた広中は加納と謝名堂のスパーリングを見て驚愕!

 1ラウンド左一発で加納をぶち倒すのだった。

 そう、謝名堂の拳は完治していたのだった。

 再起戦では左をだすのを恐れてしまいパンチを寸止めしてしまう。

 しかしこの2年間左拳を使えなかった分右拳を鍛えに鍛えおかげで右拳にも尋常ではないパワーが宿

り、見事なKO勝ちを果たすのであった。

 連続KO勝ちをし人気沸騰、日本タイトルが見えたときにロシアからの輸入ボクサービクトル・キエフ

からの挑戦状が!

 キエフはアマチュアエリートのパーフェクトボクサー。

 この殺人マシーン、キエフとの激闘を制し、日本タイトルが決まる。

 ちょうどそのときに強の父ライオン謝名堂のトレーナーをしていた粂田勇が上京、ジムの会長は強のト

レーナーを要請するのだった。

 強の父、ライオン謝名堂は世界タイトル挑戦まで行ったボクサーだったが非力なパンチだったため世界

戦を判定まで戦い、判定を盗まれたという過去があった。

 日本タイトルマッチは相手のチャンピオンが強の左拳を潰すために狙って打ってくるのだが、鍛えに鍛

えた左拳逆にその一撃で拳を折り、1ラウンドで王座交代となるのだった・・・

 次のターゲットはタイの東洋チャンピオン、サーマート・ムアンスリン。

 タイに行って挑戦することに。

 サーマートはムエタイと掛け持ちの天才肌のチャンピオン。

 この試合は次期世界タイトル挑戦者決定戦の意味合いも込められている。

 熱戦を繰り広げられるが敵地での試合、ダウンを奪うとロングカウント、相手のピンチだとショートゴ

ング(時間が来てないのにゴングを鳴らす)最後はKOしたパンチはローブローだと因縁をつけられ負け

にされたうえ、場内は暴動。

 この騒ぎを鎮めるために非公式の試合をすることに・・・

 ”神”と呼ばれる格闘の達人プラッチャオとの立ち技バージョンの何でもありの戦いを強いられるのだ

った。

 相手は殺人技を体得してる人間兵器、ボクシングのルールは関係なく閉め技などを駆使するも強も負

けずに懇親のパンチをぶち込むが相手は恐怖も痛みも感じない・・・

 相手は麻薬を射っていたのだ!

 しかし強はボクシングで禁じてとされている背中を見せて打つピボットパンチで相手の意識を完全に絶

ってこの勝負に勝利するのだった。

 そして強に反則勝ちをしたサーマートが現れ、反則は無かったことを公表し強が世界タイトルに挑むこ

とになるのだった。

 
 世界ライト級統一チャンピオン、ロベルト・ルイスとはどういうボクサーなのか?

 戦績は98戦98勝、フェザー、S・フェザーを制し、現在の階級ライト級では29度の防衛をしてい

る。

 そしてなんと強の父、ライオン謝名堂、最後の相手であり、その最後の試合で強の父は命を失っている

のだった・・・(試合はエキジビジョンだった)

 ロベルト・ルイスはこの試合をパーフェクト試合、つまり一発のパンチを食らうことなく一発のパンチ

で相手をマットに沈めることを公言する。

 ルイスは強の父ライオン謝名堂との試合を非公式ながら唯一の負け試合としている、その試合からずっ

とパーフェクトを目指してきたのだ。

 ゴングが鳴り精神的せめぎ愛が続く中、強が懇親の左を放つ!

 しかしそれを完璧によけたルイスがパーフェクトパンチを繰り出し強は吹っ飛ぶのであった!

 だが、そこで強はそのパンチに耐え、ルイスのパーフェクトを阻止する。

 そこからが強の猛攻!その全てをよけきるルイス!

 しかし強のパンチがルイスに当たった!パンチを貰いながらも強の拳が砕けたことを確認したルイスは

勝ちを確信するのだったが・・・

 強はモノともせずに拳をふるい、ルイスを倒すのであった。

 3分9秒、ルイスのノックアウトにより強は世界チャンピオンになるのだった。

 しかし、拳とヒザが完全にいかれている強であった・・・


 まぁ表紙の絵見てもわかるやろうけど読んだらもっとわかる、これ「浜田剛史」を元にしたフィクショ

ンですわ。

 謝名堂って苗字も浜田の実家が元々名乗ってた苗字で、事業を起こし本土との交流を考えて本土風の苗

字に変えたらしい。(挫折と栄光に描いてた)
 
 原作者の田中誠一氏は漫画原作、ノンフィクションライター、イラストレーターと幅広く活躍してる

人。

 浜田が世界チャンピオンになる前、拳を傷めてずっと試合をしていない状態の頃から応援を続け励まし

ていたらしい。

 当時はまだは試合が出来るかどうかもわからない状態だったのに田中氏は絶対世界チャンピオンになれ

るといい続けていたらしい(笑)

 さすがの浜田もあきれてたというコメントがあるのだ。

 決して諦めないこと、決して諦めさせないことの尊さというのがわかるな。

 画の方の桑沢アツオはオイラが高校生の頃に「緑山高校」って野球漫画描いてたな。(当時は篤夫)

 今も田中誠一と組んで格闘技の漫画と描いたりしてるようですわ。

 田中誠一はボクシングマニアなんで色んな所でニヤリとさせられる。

 サマート、ムアンスリンはタイのチャンピオンの名前から。

 粂田勇は帝拳の桑田勇トレーナーとか。

 ジムの会長は本田会長には全然似てないセコイオッサンやけど(笑)
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