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ボクシングの事書いてます

ボクシング名勝負の真実 (世界編)


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 今回は、原功 著、「ボクシング名勝負の真実」の世界編の紹介を。

 前に紹介した日本編は、細かく色々な試合を紹介してたからあんまり突っ込んだ事書いてなかったけ

ど、今回は紹介するボクサーが少ないんでもっと突っ込んだ事が書いてあるんで読み応えあるな。

 前回のは、題名通り名勝負に焦点をあわせてるけど今回のはボクサーに焦点を合わせた感じ。

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 目次。

まず、第一章の「執念」、これはオイラの大好きなボクサーマービン・ハグラーの事を書いてる。

 まず、マネージャー&トレーナーだったイタリア移民のペトロネーリ兄弟との出会いから。

 海外のボクシング界ではマネージャーとの確執、トレーナーをコロコロ変えるボクサーの話はよく

聞くよな。

 まぁトレーナーを変えるというのは人間関係やお金だけじゃなくてスタイルの変更だったり戦略的な意

味もあるんやろうけど、マネージャーとの問題はほとんどお金やよな。

 だから引退して仲悪くなる選手とマネージャーは多い。

 でも、ハグラーはボクシングを始めてから、引退するまでずっとペトロネーリ兄弟と組んで引退しても

ずっと家族同然に付き合ってる。

 こういう所にハグラーの誠実さ人間としての素晴らしさを感じる。

 ハグラーは他のチャンピオンたちからもいまだにボクシングだけでなく人間的に尊敬されてるのはこう

いう所からやろうな。

 ハグラーの名勝負といえばやっぱり、ハーンズ戦、「THE FIGHT]!

 その時の試合前の心境試合の解説などが書かれているのは面白い。

 
 第二章 「宿命」派シュガー・シェーン・モズリー。

 モズリーは、8歳で父親の勧めでボクシングをはじめ、12歳の時に一つ年下のデラ・ホーヤに勝って

る。

 しかし、バルセロナ・オリンピックで米国代表になりキンメダルを取ったデラとは対照的にバーノン・

フォレストにポイント負けしてオリンピック代表になれなかったモズリーはデラに大きく水をあけられて

しまうのだった・・・

 デビュー戦のファイトマネーは、モズリーが数千ドルだったのに対しデラは15万ドルだった。

 まぁ正直、モズリーが金メダリストだったしてもデラのスター性にはやっぱりかなわないとは思うけど

な(笑)(正直モズリーはスターになるにはブサイクと思う)←ほっといたれ!

 デラは、プロに転向した後もスター街道をひた走り、モズリーはライト級で無敵を誇るチャンピオンに

なるのだが注目度はまるで違ったのだ。

 しかし、モズリーは、ビッグマッチ、ビックマネーを求めてデラのいるウェルター級に階級を上げてき

た。

 そして宿命のライバルは対決することに!

 結局デラはモズリーには勝てんかったよな。

 モズリーVSデラ1,2は、デラファンに取ってはあんまり名勝負って言いたくないんちゃうかな?

 その後二人はビジネスパートナーに。

 まぁ最近、モズリーはパッキャオ戦を優先させるためにデラから離れたけどそこまでは書いてません。


 第三章 「熟考」はマルコ・アントニオ・バレラ

 バレラと田中繊大トレーナーとのコンビの絆の深さは本当に深い。

 いまだにほとんど毎日電話で話すほどの仲みたいやからなぁ~(本人に聞いた)

 バレラはオヤジがテレビ局のスタジオセットを制作するデザイン会社の経営者でまぁいわゆるボンであ

る。

 バレラは最初弁護士を目指してた。

 まぁそれほどまじめに勉強してたわけじゃなかったみたいやけど、チャンプ時代引退後は弁護士みたい

に言われてたけど実際はそのときはもうそんなこと考えてなかったはず(笑)

 バレラの名勝負といえばやっぱり、モラレスとの3度のライバル対決は名勝負やったな、特に一戦目!


 第四章 「共闘」はクリチコ兄弟。

 兄、ビタリはおとなしく無口、弟ウラジミールは活発で無邪気らしいが、顔を見てもなんとなくわかる

な。

 ビタリは最初に空手を始め、その後キックボクシングもし、それからボクシング始めたのだが全ての競

技でトップを取ってるらしい。

 ウラジミールはボクシングのみ。

 しかし、兄が体調不良で出場できなかったオリンピックで見事金メダルを!

 二人とも本当に超人やな~

 頭もえぇみたやし(ビタリは博士号持ってたはず)

 この二人、アメリカや日本じゃ人気ないけど地元じゃ凄い人気あるみたやな。

 でも、名勝負って言うような試合あるんかな?

 この二人がのさばってるうちはボクシングの人気が復活することはないでしょうな・・・


 第五章 「信念」はトーマス・ハーンズ

 ハーンズは子供の頃はいじめられてたみたいやな。

 強くなるためにボクシングを始めてここまできたのだ。

 ハーンズの幸運はエマニュエル・スチュワートと出合ったことやろうな。

 スターとしての輝き、ボクシングの才能、実力本当に素晴らしいんやけど、同時代のライバル、レナー

ドのせいでどこか、2番手3番手のイメージがついてるんやよな。

 そのレナードとの第一戦は本当の名勝負。

 ただそういう大一番で負けてしまうところが一番手になれんかった理由やろうな。


 第六章「邁進」派ジョージ・フォアマン

 この人は意間は牧師やってにこやかで、可愛い感じやけど昔は相当悪かったんやよな。

 フォアマンもオリンピック金メダリストやったけど、人種問題の争いに巻き込まれてずっとヒールやっ

た。

 アリとの対決は、ベビーフェイスのアリ対ヒールのフォアマンやった。

 でも年を取ってカンバックしてホリーと良い勝負をしてから完全にベビーフェイスの位置に変わった

な。

 モーラーとの対決は、ボクシングの名勝負って以上の大きな”事件”やった。

 「年を取ることは恥ずかしいことじゃない」

 これは、フォアマンが言うから節句力もあるし、影響力もあるのだ。



 内容説明を書こうと思ったらだんだん、その選手の説明みたいになってもうたけどこんな感じですわ。

 興味がある人は読んで見てくださ~い!
 
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