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ボクシングの事書いてます

リングの言霊

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 今回は、岸田直子著、「リングの言霊 逆境に勝ったチャンピオンたちの40の名言」の紹介を。

 この本は、女性ライターの岸田直子さんが、選手が言った名言とその解説を書いたもの。

 名言の主は・・・


言う世界チャンピオン、高橋ナオト、加山利治、古城賢一郎、坂本博之、グレート金山、江口九州男、松

倉義明、吉野弘幸、雄二ゴメス、という日本チャンピオン、トレーナーのエディ・タウンゼント、キック

ボクサーの立嶋篤史と言う人たち。

 
 ボクサー達が、試合後もしくは雑誌の取材に答えて言うた名言を、どういう状況下で言ったかの解説が

付いてるのでより深く理解でき、感動も増す。

 この作者は、本当にボクシングというかボクサーが好きなんやろうな。

 ものすごく、ボクサーに対する尊敬と愛情を文章を読んで感じるわ。

 オイラは、ボクシングの技術論には全く興味ないダメなボクシング関係者やけど(笑)ボクサーの精神

論や人柄、生い立ちなんかにはすごく興味があるんやよな。

 ボクサー達が、どういうことを言ってるかでその人のスタンスが良くわかる。

 自分とは全く違う考えもあるけど、その人の考え方がわかって面白いし、人の考え方を知ることによっ

て色々考えさせられる部分もあるよな。

 
 どんなジャンルでもある一定のレベルまで行くにはかなりの努力が必要である。

 ここに挙げられた人たちは、そういう人たちなので言うてることにもかなりの重みがあるよな。

 言葉と言うのには何よりも重みが大切だと思う。

 軽々しく、大きな事を言う奴が多い中この人たちは何かを成し遂げたからこそ言えるし、聞くほうに

も意味があるのだ。

 そして、言ってる事というのは突き詰めて考えるとジャンルレスである。

 何かをやり遂げたり、命、人生をかけて打ち込んできた人間の言うことというのは普遍的と言える。


 作者の岸田さんは、ものすごい情熱を持ってボクシングにかかわりライターをしてきたようである。

 本気でやってるからこそ、ボクサー達も本気でこたえてるというのがよくわかる。

 だから、取り上げてるボクサーも、個人的に付き合いがあるボクサーが多いみたいやな。

 ちなみに高橋ナオトがナンバー新人賞に作品を出すきっかけを作ったのはこの人らしい。

 

 最後に、この本の中で取り上げられてる言葉でオイラが一番心に響いた言葉を書いておきます。





 「人生、頑張れば必ず報われるとは思っていない。でも、頑張らなければむくわれない」

        by 元日本スーパーフライ級チャンプ、松倉義明

 

 よく、「頑張れ、頑張れ!頑張ったら絶対良くなるから!」

 なんて責任感のない慰めをする奴がいるけど、この言葉はその励ましの100倍ぐらいの重みがある

で。

 オイラはなんでこの言葉が響いたかと言うと頑張らんかったから・・・
       ↑ 
   響いたと言うより刺さった?

 

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