ボクサー 渡嘉敷勝男に見る「男」の研究
亀田の記事で渡嘉敷会長の名前が出たので渡嘉敷会長について書かれた本の紹介を。
これで~す!
作者は、ハードボイルド小説の第一人者「勝目梓」。
なんか、違和感あるよな~
この人ボクシングについて書いてる本他には出してないと思うんやけど。
内容はというと、渡嘉敷会長の生い立ちから始まってボクサーとしてのサクセスを書いている。
テレビでも見たことあるんやけど、渡嘉敷会長は具志堅用高の試合を見て
「こいつを倒す!」
と決めてボクシングを始めたのだ!
ここがものすごい!
たいていの人は強いチャンピオンを見て憧れて
「あんな風になりたい」
ッて思うのに、倒してやるって思うんやからなぁ~(笑)
渡嘉敷会長は、今でこそトカちゃんって呼ばれて愛されるキャラやけど少年時代は相当ワルでつっぱっ
てたみたい。
そういう負けん気がボクサーとして大成させたんやろうな。
上京してボクシングジムに入ると偶然、具志堅会長がいる協栄ジムやったんやけど、同じジムで対戦
出来ないなどということは知る由もない・・・
具志堅会長はスパーリングでは相手をバンバン倒すらしいんやけど、渡嘉敷会長はスパーリングパート
ナーに選ばれて根性を見せ、具志堅会長に
「こいつ、良いよ~、俺のスパーリングパートナーにしてよ~」
と言ったらしい。
それを聞いて、渡嘉敷会長は
「お前が、俺のスパーリングパートナーじゃぁ~!」
と思ったと言う(笑)
やっぱり世界チャンピオンになるような人は普通とは違うよなぁ~(笑)
この本を読んでそういうエピソードを知った時に、自分のような常識の範囲から一歩も出れない人間は
ボクサーとして大成できないということが改めてわかって苦い思いをしたもんやった・・・
こういうエピソードを知ると今までトカちゃんとか言ってたのが見る目が変わるよな~
この本はもちろん絶版ですが、文庫版ならたま~にブックオフなんかで見かけます。
ヤフオクなんかでも見たことあるんで気になる人は探してみてくださ~い!