元プロボクサーの漫画家のタマゴ、森さんのエッセイ漫画第五弾音野会長編NO2
元プロボクサーの漫画家のタマゴ、森さんのエッセイ漫画第五弾!音野会長編NO2!朝に投稿した分の続きです。
ボクシング業界ではよくある話です…
いわゆる咬ませ犬というやつです。
こういうことは実際、ボクサーは正直触れられたくない部分でもあるんですが、自分から告白し自分がいまだにボクシングを続けていく理由として語る音野会長!
その気持ちはわかるような気がします。
自分のキャリアでの最終勝利ははタイのラジャダムナンスタジアムで行われたキャリア11戦目の試合なんですが、実際相手はもろやる気のない咬ませ要員のタイ人で自分は一発も殴られることなく1ラウンドTKO勝ちでリングを降りた…
自分はタイ修行中に3試合、帰国してからWBFタイトルマッチに呼ばれて試合をしたんですが、タイ修行中、まともな体調でリングに上がれたのはこの試合だけだったんです…
10戦目、12戦目案の定負けたわけですがまぁ体調良くても負けてたかもしれないんで負けた理由を体調不良にしたくはないんですがベストの状態で負けるのとでは気持ちが違います。
まぁベストに持っていけない自分のプロ意識の低さ云々を言われると言い訳もできませんが(苦笑)
で、話を試合に戻すと、しっかりベストに仕上げたのに相手がやる気のない負け要員だったんで本当に肩透かしも良い所…
セコンドについてくれた日本人キックボクサーの友人が
「全く意味のない試合、キャリアにならないですね」
的なことを言ってました…
自分が、この試合を最後の試合と決めてリングに上がっていたとしたら?
音野先輩というか浅沼会長はジムの会長、後援者の人達が最後の花向けに引退試合を組んでくれたので引退撤回何てできなかったのは間違いないでしょう。
だからいまだにリングに上がり続けていると思う。
自分は最後にWBFタイトルマッチを組んでもらって気持ち的に整理をつけられたと思います。
まぁ結果はバッティングでのドローという中途半端な終わり方でしたが(笑)