最終ラウンド攻めるか逃げるか?
少し前の新聞にこんな記事があった。
東洋フェザー級タイトルマッチで天笠尚が挑戦者の竹中良を迎え撃った試合の事が書かれている。
OPBFはWBCの下部組織なのでこの試合は公開採点で行われていたのだが、天笠は劣勢のままに最終ラウンドを迎える。
竹中はポイントで上回っているのがわかっていながらも最終ラウンド打って出て逆に天笠のパンチをもらい逆転TKO負けを喫してしまうのだった…
オイラはこの試合観てないし両者のボクシングスタイルもちゃんと把握してない。
だから細かいことはわからんけど竹中選手、11ラウンドまで攻め続けて後1ラウンド逃げたら勝ちって形になっても向かって行ったことへの賞賛ともtoれる記事内容です。
最終ラウンド残り2秒を残してのチャベスの大逆転劇は伝説ですな。
でもこの時はレフェリーのリチャード・スティールの対応が批判されたりもした。
最終ラウンドの終盤なのになぜ試合をとめたのか?って。
確かにダウンして立ち上がっててボックスをかけたらすぐに終了ゴングが鳴るタイミングやったから。
でも、試合観たらわかるけど立ち上がったテイラーの目はうつろ、止められて当然の顔してたんやよな。
こういう事があるから最後のゴングが鳴るまであきらめてはいけないと思う半面、一発パンチの無い選手よりもやっぱりパンチがあるってことは絶対的武器となることが改めて感じられますな。
最強挑戦者と目されていたカストロを最終ラウンドまで断然有利に試合を運び、このラウンドをしのげば防衛と言う時に鬼塚はあえて打ち合いに出て行った。
一般的には鬼塚の勇気が称えられたんですが、鬼塚には鬼塚なりの考えがあったようですな。
最終ラウンド逃げて隙を作ってもしものことがあるよりも打って出た方が良いとか、相手のインファイトでの体力消耗を計算できたとかそういう事なんでしょうなぁ。
この試合は、山中が常にポイントをとり続け最終ラウンドは思いっきり離れて逃げてひんしゅくを買ってた。
まぁ本当なら山中選手も打ち合いに応じたかったんでしょうが、本田会長には逆らえません(笑)
でも、あの逃げたと言われるような露骨なアウトボクシングが山中が人気が出ない要因でもあるかもしれません…
ちなみにオイラは生粋のファイターだったんで逆に最終ラウンド離れて戦ったら墓穴を掘る可能性もあると思います(笑)
自分に見合ったファイトスタイルを貫いた方がポカは少ないんで。
ただ、オイラの事4回戦のころから知ってる人たちはオイラがアウトボクシング出来ないと思ってるようですが別に普通にできます。
悪く言えば早く終わらせて楽になりたいんですわ(笑)