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40歳の自分を見せつけたパッキャオ


 林壮一さんがパックマンVSキース・サーマンの試合について書いています。

40歳の自分を見せつけたパッキャオ

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パックマンはまずはアジア人ボクサーが世界の舞台でアンダードックではなくヒーローとして受け入れられるという奇跡を起こしました。
フライ級から二階級飛ばしてスーパーバンタム級で王者になり騒がれたときはまだまだ興行のアンダーカードでした。
しかし、当時フェザーキング(フェザー級最強)と言われたマルコ・アントニオ・バレラを破った時は本当に驚きました。
それからもファン・マヌエル・マルケスエリック・モラレスと激闘を繰り広げ軽量級のビッグスターに!
徐々に階級をあげてミドル級から落としてきたデラ・ホーヤに引導を渡した時に本当の意味での大ブレイクを成しとげ最終的にはスーパーウェルター級までを制覇!
ウェイト制であるボクシングという競技の常識を打ち破りまたもや奇跡を起こしました。
疑惑の判定でティモシー・ブラッドリーに負け、好敵手ファン・マヌエル・マルケス、にまさかのKO負け、世紀の対決と言われたフロイド・メイウェザー戦でも判定に敗れ一度引退した後すぐにカンバック、ジェフ・ホーンにこれまた疑惑の判定負けを喫したりと一時期の勢いを失ったかの様だったパッキャオがここ3戦でルーカス・マティセ、エイドリアン・ブロナー、キース・サーマンを打ち破って勢いを取り戻した。
パッキャオ、ただいま40歳!
ボクサーの寿命が長くなった現在ですがそれでも10歳も下で無敗の現役王者のキース・サーマンを破るのは年齢の壁を打ち破ったこれまた奇跡と言えるでしょう。
3度の奇跡を起こしたパックマン、奇跡三度目の奇跡の年齢の壁を破るのをもう少し更新していくのを見守るしかないようですね。