四階級制覇について
井岡一翔選手が日本人初の四階級制覇を成し遂げました。
井岡さんの次の二階級制覇者は畑山隆則だったと思う。
戸高秀樹も暫定やけど二階級制覇してますなぁ。
でも自分が現役だった90年代はまだまだ階級制覇は元々の階級で負けた後に階級を上げてって感じで王座返上して記録狙い的に階級を上げていく感じじゃなかった。
もう、引退をしたから4階級制覇挑戦はないけど亀田長男と長谷川穂積も三階級制覇王者ですな。
長谷川ハ3階級制覇した時点で引退したしフェザー級でも体格差があったんでSフェザーにあげての四階級制覇まずなかったでしょうが亀田長男はSフライを飛ばしての3階級制覇で最後に河野公平のSフライ級王座に挑んで判定負けして4階級制覇に失敗してます。
日本人の現役三階級制覇王者の3人の内二人が無敗ってのも凄い!
田中、八重樫共に一翔に挑戦したいようですが一翔は日本人対決に興味ないようで対決は実現しなさそうですが…
で、海外の四階級制覇に目を向けてみます。
まず、初の4階級制覇王者はトーマス・ハーンズ!
この人が最初の四階級制覇王者ですなぁ。
海外の3階級制覇王者でも四階級制覇をもくろんで跳ね返されている王者はいますね。
唯一の同時三階級制覇王者ヘンリー・アームストロングは何とフェザー、ライト、ウェルターを制した後ミドル級にも挑戦して判定まで行きそれも引き分けてる。
フェザーからミドルって…
パッキャオは身体を作ってフライからSウェルターまで上げてますけどアームストロングは違いますからね、世界王座も一つしかない時代ですし、もちろんジュニア(スーパー)階級もないし。
もし、ハグラー戦が実現していたなら80年代4強ではなく5強と呼ばれていたんでしょうね~(ベニテスはハーンズ、レナードに負けてデュランに勝ってる)
再戦を地元オーストラリアで行うがなんとTKO負けしてしまうのだった…
正直付き合わされたネルソンがかわいそうな気もしましたが良いお金になったのかもしれません(苦笑)
その後にSライト級王座を奪われたオスカー・デラ・ホーヤがウェルター級王者になった時に挑戦したと思うんですがもう、完全な落日で完敗でした。
チャベスは二度試合したメルドリック・テーラーがウェルター級王者の時に挑戦してたら4階級制覇できた可能性もあったんちゃうかな?って思うけどウェルター級の体重で戦ったらもしかしたらテイラーの方が強かったかもしれませんから何とも言えませんが…
四階級制覇を目指して失敗と言えばやっぱりこの人!
アレクシス・アリュゲリョです!
いまだにWBA王者アーロン・プライヤーではなくWBC王者に挑戦していればッて言われてます、まぁ実際にやってたらどうかhわからないんですがあえて強い方を選ぶアルゲリョに漢気とボクシング本来の世界王者とは最強の証というこだわりを感じさせて格好良いです。
で、4階級制覇した王者って結構いっぱいいますね…
ハーンズが初の四階級制覇してから月日もかなり経ちましたがやっぱり承認団体が増えたり人気選手に団体の方がすり寄ってマッチメインキングがしやすくなったりとかいうのもあるんでしょうが…
とりあえず、デラ、パッキャオ、メイウェザーなどの4階級制覇以上の選手ははぶきます。
まずは石の拳、ロベルト・デュラン!
デュランは当時もう黄昏時…
挑戦する相手はデュラン唯一のKO負けを喫しているハーンズを番狂わせで倒したアイラン・バークレイ。
この試合はダウンを奪って見事判定勝ち!
バークレイは「マイノリティの拳」と言う本の中で初防衛がデュランみたいな強い相手でついてなかったと愚痴ってましたが「あんたその強いデュランを唯一KOしたハーンズに2回勝ってるやん!」ってツッコミ入れたくなりました(笑)
まぁバークレイのようにスターとは言えない強者で現在の生活にも困っているような人は何かと愚痴りたくなるものですし自分もグチっぽい人間なんでバークレイの気持ち何となくわかります。
そういう声を拾うジャーナリストとしての林壮一さんに感謝したいです。
チャベスの四階級制を失敗に終わらせたウィティカーも4階級制覇してます。
ウィテイカーは身体をそんなに大きくないですがディフェンス能力にたけているんで上の階級に行ってもパンチをもらわないんで上の階級のパワーをまともに受けないんで勝てるんですよね。
まぁこの四階級制覇は記録の為ですぐに返上して元のウエルターに戻しましたが。
一翔と同じ階級の階級制覇(ミニマム、ライト・フライ、フライ、スーパー・フライ)をしたのがレオ・ガメス。
ガメスは5階級制覇ももくろんで3回バンタム級でタイトル戦をしましたがいずれも失敗とうとうご階級制覇なりませんでした…
ロイ・ジョーンズも4階級制覇なんですよね。
ミドル、スーパー・ミドル、Lヘビーでクルーザーを飛ばしてヘビー。
ヘビーからLヘビーに戻してから最強だったころの輝きを失ってしまいましたがなんでクルーザーのメジャータイトル狙わなかったんですかね?
当時、ワリシージロフと言うクルーザー級の最強王者もいてある程度のファイトマネーになったと思うんですが。
後、Lヘビー級時代にWBOのミハエルゾウスキーとの統一戦をしなかったのも惜しまれる。
ジョーンズはマイナー団体のベルトとかめちゃくちゃ持ってて体中に着けてる写真あるんですが実をいうとWBO持ってないんですよね~~
モラレス、マルケスも4階級制覇ですね。
マルケスハパッキャオに疑惑の判定で勝ったティモシー・ブラッドリーに挑戦して判定負け、5階級制覇ならずでしたが、もしパッキャオがブラッドリーに偽悪の判定で負けてなかったらパッキャオVSマルケス4はウェルター級タイトルになってたと思うんで5階級制覇出来てたのにとかマルケスファンの自分は考えてしまいます…
モラレスはライト級を飛ばしての4階級制覇ですが、モラレスは減量嫌いなんでしょうね(笑)
マルケスの様にパッキャオを追いかけて身体を作って階級を上げたというよりも減量がきついんで上にあげていったという印象が強いです…
もうちょっとライト級で踏ん張って5階級制覇してもらいたかったです、ちなみに自分は実現しなかった対決で一番見たかったのがマルケスVSモラレスなんですがからf打を作って上の階級に行ったマルケスと減量嫌で上に挙げた印象のモラレスとでは上の階級では対等な感じがしないんで出来るならフェザー級位の時にしてもらいたかったですね。
多分、これも激闘になったでしょうからシリーズ化したと思いますよ。
プロモーターなにやってんだって勝手に怒ってます(笑)
ロバート・ゲレーロも4階級制覇してるんですね~、スーパー・ライトを飛ばした4階級制覇です。
ベルトの種類は4つ全部持ってるようですがライト級、ウェルター級は暫定ですなぁ…
ミゲル・コットも4階級制覇王者です、まさかミドル級の王者、それも最強王者セルヒオ・マルチネスに勝つとは思いませんでした…
まぁミドル級王者としては平々凡々で終わりましたが…
エイドリアン・ブロナーも4階級制覇王者ですな。
この人は実力者なんでしょうが私生活の問題でドンドンダメになってきてます。
もう、ニューヒーローの引き立て役みたいなマッチメイクでしか注目されないんでしょうかね…
ロマゴンも4階級制覇王者です。
まぁスーパーフライ級だときついんでフライ級に戻した方が良いような気もしますがファイトマネーとかも関係してるのかもしれませんね。
軽いとやっぱり安いみたいですし…
マキー・ガルシアも4階級制覇王者ですがこないだ5階級制覇に失敗しましたね。
まぁ記録ばかり意識して階級挙げるよりベストウェイトで戦った方が良いでしょうが階級挙げるとやっぱりファイトマネーが違うんでしょうね…
ドニーニエテスも4階級制覇王者です。
WBOスーパーフライ級王者決定戦で一翔に勝って4階級制覇したんですがそれを返上、その王座を一翔が決定戦に勝って4階級制覇ですか。
なんか記録の持ち回りみたいでいやですなぁ(苦笑)
四階級制覇王者について簡単に書きました~~~
文中、リアルな先輩の井岡弘樹さん以外は敬称を略させてもらいました。