オイラと薬師寺保栄(スパーリング編)
自分はボクサーとしては本当にしょぼかったんですが、世界王者経験者とのスパーリングが多いのが自慢です。
もちろんやられてばっかりなんですが(苦笑)
まぁグリーンツダジムという当時かなり有力なジムに所属していたとうのと海外でやってたというのもあります。
ざっと名前を挙げるとツダジムの先輩、井岡弘樹さん、井岡さんは当時二階級制覇の相手を柳明佑と定めていたので世界戦までの調整試合の相手はいつもファイターでした。
ジムの選手というのはそのジムのジム頭にスタイルが似て来る傾向があるみたいでグリーンツダジムにはアウトボクサー、ボクサーファイターが多かった。
自分はツダジムでは数少ないファイタータイプだったんでずっとスパーリングパートナーをしてました。
スピードが全然違うんでパンチ全然当たりませんでしたが(苦笑)
井岡さんが世界王者になって防衛戦で元WBAミニマム級王者、金奉準(キム・ポンジュン)と対戦したんですが、試合前の調整でグリーンツダジムに練習しに来た時にいきなりスパーリングがしたいと言い出して自分が相手をしたことがあります。
この時は、相手が試合前で減量中という事もあり自分のパンチがまともに当たってちょっとぐらつかせました、これが自分が唯一、世界王者経験者に良い所を見せた瞬間でしょう(笑)世界挑戦者とのスパーリング
そして、メキシコではロマンサジムでの練習初日にWBC、WBOライト・フライ級王者になったメチョル・コブ・カストロとスパーしたり、川島郭志と2度対戦したホセ・ルイス・ブエノ、辰吉丈一郎と2度対戦した、ビクトル・ラバナレスにも相手をしてもらいました。ホセ・ルイス・ブエとのスパー コブ・カストロとのスパーの事を書いた記事
当時、ロマンサに所属していた、ダニエル・サラゴサやチキータ・ゴンサレスには友達に頼んでもらったんですが却下されました(苦笑)
二回目にメキシコに行った時はトレーニングとか修行というよりも遊びに行ったんであんまり気合い入れて練習してませんでしたが、WBAスーパーバンタム級王者だったエンリケ・サンチェスに相手をしてもらいました。
タイではチタラダジムで練習している時に、もうすぐロッキー・リンと世界タイトル決定戦を行うというワンディ・シンワンチャーとスパーリングさせてもらいました。
でも、こうやって書いていくと現役の世界王者とはあんまりさせてもらってないんですよね…
山口も世界タイトル獲った時は自分は一度引退してる時だったんでしてないと思います…
徳山は世界王者になったのは確か、自分が引退してからだったはずですし。
ロマンサで相手してくれたチャンプたちは全員元世界王者(メチョル・コブはその後また世界王者になった)でしたし、タイでのワンディ・シンワンチャーはまだ世界王者になる直前だったし。
金奉準も元王者でした。
でも、ロスのウェストミンスターボクシングクラブで相手をしてもらった、オルランド・カニザレスは現役王者でした。
そして、もう一人現役王者とのスパーリングが薬師寺保栄さんです。
薬師寺さんが初防衛でホセ・フィノ・スワレスと対戦する前です。
ウェストミンスターでトレーナーをしてもらっていたノウィーにグロービングしてもらう。
スパーリング前に指示を
インターバル
実をいうとこの当時、自分の仲ではメキシカン=ヘルマン・トーレス&リカルド・リぺスだったんで薬師寺さんがメキシコ人と初防衛戦をすると聞いていたんでメキシカン風にしようと無理してボクサーファイター風にやってました。
この写真を撮ったのは元キックボクシング日本タイトル挑戦者&ボクシング日本タイトル挑戦者の土佐源さんなんですが、自分がガンガン行かずにスパーリングやってるのを怒ってました(苦笑)
後で知ったのですが薬師寺さんが対戦したホセ・フィノ・スワレスはラバナレス系の変則ファイター…
そんな事なら思いっきり自を出してやれば良かったですわ…
実をいうと自分はチャンピオン、ランカークラスとのスパーリング多いんですがいつもジムメイトとしてスパーしてるんでスパーリングパートナー料をもらったことはありません…(カニザレスの時ももらってません)
しかし唯一、この時だけ薬師寺さんが直接くれました!
嬉しかったなぁ~~